続々・大きくてびっくり "ダチョウ卵を調理する" の巻
昨日の記事で、ダチョウの卵を割った話をしました。
今日の記事は、その続きです。
割った卵を調理します。
卵料理といえば、
私がまず最初に思いつくのは、
ゆで卵と目玉焼きです。
だけど、こんなに大きな卵を目玉焼きにしても、
食べきれるとは思えないです。
だから、何種類かの料理を作ることにしました。
・大鉢茶碗蒸し
・ジャーマン・スパニッシュ オムレツ
・いろんな具入りの玉子焼き
・バナナケーキ
まず、割った卵を溶き卵にします。
黄身をつぶすところからはじめてみます。
泡立て器を黄身にゆっくりと押し付けます。
え〜!!
壊れません。ダチョウの黄身は丈夫です。
ウズラの黄身が簡単に壊れるのとは大違いです。
泡立て器をそっと持ち上げると、
星のようにくぼんだ部分が、
ユルユルと戻ってきます。
だから、ホイッパーを黄身に突きさして、
ウネウネと、右左に回転させてみました。
そしたら、ようやく崩れました。
それをユルユルかき混ぜていたら、
お母さんが、かしてごらんと言い、
シャカシャカしたと思ったら、
あっという間に全体が薄黄色の一色に
そろいました。
それを料理ごとにはかりで重さをはかって使います。
お母さんもダチョウの卵は初めてですが、
55gを卵1個分だと思えば、普段と同じことだよと
言います。
【大鉢茶碗蒸し】
小さいボールに溶き卵を継ぎ足していきます。
ニワトリの卵4個分(220g) を目指します。
それを網で濾します。
それから、あらかじめ用意しておいた出し汁800ccに
あわせます。そして具を加えて大鉢に整えたら、
全体を蒸し器にセットします。
でか!
そのまま蒸します。
【オムレツ】
ジャガイモやベーコン、それからチーズを
たっぷり加えてフライパンで焼きます。
塩コショウで味付けしてあります。
お母さんが、ウーンと言っています。
分厚いせいか、固まり方がゆっくりだそうです。
時間をかけすぎたかもしれません。
すこし焦げちゃいました。
中までこげてないよね、と言いながら、
端っこのところをナイフで切ってみました。
お腹がすいていたので、味見、味見といって、
食べてみました。
いいですよー、おいしいです。
【玉子焼き】
砂糖を混ぜた甘めの卵焼き、
ネギや紅生姜入りの塩味玉子焼きなどを焼きます。
お母さんが、なるほどーと言っています。
ニワトリの卵よりも水っぽいそうです。
オムレツの固まり方がゆっくりだったのは、
そのせいだろうと、一人でうなずいています。
でも、おいしく焼けました。
ニワトリの卵で作ってくれるいつもの玉子焼きと
比べて、具の味がちゃんとわかる味です。
お母さんの言い方でも書いておくと、
「材料の風味を卵が上手につないでくれている」
だそうです。
私の言い方のほうが、分かりやすいと思います。
【バナナケーキ】
私はバナナケーキが好きです。
自分で焼いたこともあります。
お母さんは、
今日は特別レシピだよ。計量しないよ
と言います。
いつもは、
ちゃんと量りなさい
と言うくせにどういうことでしょうか。
「ダチョウの卵は、ニワトリのより水が多いの。
だから、いつもと同じ硬さになるまで、
小麦粉を追加することにするね」
ということだそうです。
いつもは 45分焼くのですが、
今日は60分かけるからね、とも言います。
で、できあがったのがこれです。
最高においしいです。
こんなにバナナの味が濃いバナナケーキは
食べたことがありません。
ケーキにバナナが入っているというよりも
"バナナの" ケーキ です。
バナナに上手に火を通すと、
生でそのままバナナを食べるのと比べて
味の種類が増えると思います。
お母さんの言い方でも書いておくと、
「バナナのコクが引き立ってるね。
計量しなかったことが成功の理由だよ」
だそうです
おいしいから、どういう言い方でもいいです。
今日作った作品です。
実際には、この倍の量があります。
ここで、重大な告白があります。
写真左上の茶碗蒸しについてです。
なんと、固まっていません。
すごく時間をかけたのですが、
ギブアップしました。
お母さんの言い訳を書いておくと、
「出し汁は、ニワトリの場合の半分以下でいいね」
だそうです。
それはだいたい本当です。
ニワトリの玉子4個分の重さのダチョウの卵に、
ニワトリの玉子2個、それに800ccの出し汁を
加えてやりなおしたふた皿めは、柔らかめですが、
固まっていました。
【番外編:ダチョウのフィレ肉】
実は、卵といっしょにダチョウのフィレも
もらっていました。
それを手のひらサイズの鉄板にのせて、
グリルで焼きました。
ダチョウの肉は、鉄分が豊富だそうです。
それで、牛や豚の肉よりも
赤色が強くなっているのだそうです。
焼いた肉の歯ごたえは、なんとなく
ラムみたいなクジラみたいな感じがあります。
味は、なんて言ったらいいんでしょうか。
ダチョウの味です。きっと。
私はこの味、好きです。
誰でも好きな味だと思います。きっと。
最後に、料理を作っている最中に思い出したことを
書いておきたいと思います。
ケニアに行ったときのことです。
ガイドさんに、
ダチョウの卵を食べたことがあるかどうか
聞いてみました。
「あるよ」「4人家族では食べきれないよ」
と言ってました。
本当にそうです。
いまから何食か、
うちのおかずは卵料理が続くと思います。
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