トンボをアップで見るとすごい!!!!
大賀ハスを見に行った私を
楽しませてくれたトンボの姿です。
頭の先から、尻尾や足の先まで、
全身を真っ赤に染めたこのとんぼ。
これはショウジョウトンボという種類のオスです。
羽根の前側の縁が金色に輝いているところが
おしゃれです。
高級なメガネのフレームをみているようです。
と書いたら、お母さんが
「羽根」は鳥の"はね"のこと。
昆虫の"はね" は「翅」だよと言います。
そういう漢字は習ってないのですが、
たしかに、漢字のなかに羽という字が
はいっています。
辞書を引いたら、お母さんのいうとおりに
書いてありました。
翅をちょっとだけ下ろしてくれました。
翅の骨組みの様子が良くわかります。
前の縁は、羽根の輪郭にそっていて、
太くて粗いです。
後ろのほうは、翅の輪郭と直角に
骨組みが入っていて細かいです。
と、ここまで書いたら、その骨組みは、
「翅脈(しみゃく)」というんだよ、
とまたお母さん。
中空になっていて、神経が通っていたり、
体液を流したりするそうです。
たった今、調べたばかりなのに、
前から知っているみたいに上手に
説明するお母さんってすごいと思います。
翅にあたって光る陽の光が、
いろんな色に輝いていてきれいです。
ハスの葉に映る翅のシルエットです。
翅の付け根の影が、赤っぽく色づいています。
影絵か、ステンドグラスみたいです。
池の周りに張ってあるロープに、
別のショウジョウトンボがとまっていました。
近づいても逃げません。
翅脈の 1本ずつが とんぼの背中の筋肉に
そのまま繋がっています。
前側の翅も、後ろ側の翅も。
昆虫の翅は 4枚ありますが、
トンボだけが前後の翅を別々に動かせるそうです。
そうして
翅のかたむきや、はばたき方を微妙に調整するので、
ヘリコプターのように空中に停止したり、
バックしたりと、自由に飛べるのだそうです。
トンボの背中の筋肉を見ていたら、
航空ショーでみた、
ヘリコプターの軸のまわりの機械と
同じように思えてきました。
どちらも複雑に見えるし、
力強くみえます。
ネットでいろいろ調べていたら、
こんな絵を見つけました。
93式中間練習機です。
太平洋戦争のころ、日本海軍が
パイロットの訓練に使っていた複葉機です。
飛行機全体が紅く塗装された姿をみて、
ひとびとが「赤とんぼ」と呼んだそうです。
こちらはシオカラトンボです。
ハスの家托に、翅の影が映っています。
十分に成熟すると、
白い粉をふいたように見えるそうです。
それを塩にみたてて、シオカラと呼ぶのだそうです。
いま、ハスから飛び立ちました。
支脈の様子がよく分かる写真を撮れました。
頭が黒くて、
まるでヘルメットをかぶっているように見えます。
あしや背中に細かな毛が生えています。
青色と赤色のとんぼが、
ハスの葉の
緑に映えて、とてもきれいです。
こういうのを
身近にみられる日本って、いいなと思います。
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