サメの歯 化石大作戦!!
化石を取りに出かけました。
埼玉県東松山市の、
「化石と自然の体験館」です。
東松山には、化石を含んだ世界的に有名な地層が
あったけど、それが工業団地の下敷きに
なっちゃうことになったんだそうです。
それで工事の前に地層をまるごと掘り返してきて
保存しているという説明を聞きました。
私が挑戦したのは、その土を
「ふるいにかけて化石を見つける」という、
一番簡単なコースです。
主に、1500万年前のサメの歯の化石がでるらしいです。
受付をすると、机の番号を教えてもらえるので
そこに行きます。
机の上には、私の分の土が配られています。
配られた土を、スコップでふるいに置きます。
1. スコップ一杯分くらいがちょうど良い量です。
2. ふるいを揺すって、砂を落とします。
3. 残った石を片側に集めて、もう一度ふるいをゆすります。そうすると、大きな石ほど上に集まります。
4. 大きな石だけ、手で取り除きます。
すると、小石だけが残ります。
小石をふるい全体に広げて全体をよーく観察します。
すると、エナメル質で光沢があって、
とがっているモノが現れます。
下の写真にも写っています。わかりますか。
そうやって、私が発掘した化石はというと、
アオザメの歯です。
上のは、ワニザメの歯の化石。
下のは、それが抜けた後の土です。
「印象化石」というそうです。
下の写真は、ウニのトゲの化石。
これはいっぱい採れます。
これは アオザメの仲間、プラヌスの化石です。
3cmくらいの大きさがあります。
全体で90分コースなのですが、
始めの15分間の説明のあと、
発掘体験の時間は 50分間です。
残りの時間は配られた図鑑と見比べながら、
化石の種類を調べます。
分からないときは、先生やボランティアの
お兄さんに聞けば、教えてもらえます。
種類が分かったら、採った日や場所、
採取者の名前をラベルに書きます。
ラベル用紙はもらえます。
これが、私とお母さんが採った化石たちです。
短い時間でこんなに たくさんとれたのは、
ボランティアのお兄さんが
探し方を丁寧に教えてくれたからです。
そのお兄さんには、すごい力があります。
スコップで土をツンツン、サクサクとすると
そこにサメの歯があることが分かるんだそうです。
実際にやって見せてもらいました。
そしたら、うん、ここだなと言って、
そこの土を私のふるいに載せてくれました。
そしたら、ホントにその中にサメの歯がありました。
サメの歯は、石と比べて硬いので、
土をサクサクしたときの感触が、
微妙に違うんだそうです。
天才です!
そのお兄さんから、
「これを手で崩してみな。」
と言って、私の分の土のなかから、
土の固まったのを渡してくれました。
やってみたら本当にありました。天才です!
サメの歯は、結露しやすので、
細かい砂がまわりにくっついて、
塊になることがあるという説があるそうです。
緑色凝灰岩(りょくしょくぎょうかいがん)
という、きれいな緑色の石もたくさんありました。
この石からは「まが玉」を作れるそうです。
その話は、また今度しまーす。
とても楽しかったです。
駅から歩くには遠いです。
バスもないから、
タクシーを使わなきゃいけないけど、
また行きたいです。
《体験費用 大人ひとり 1000円, 小中学生ひとり 700円》
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