初めて食べた◯◯◯◯の味
今日は、これの話をします。
クリケット・パスタ。
箱には、白抜き文字で
"bugsolutely"
と書いてあります。
お母さんは、これは
"bug" + "absolutely"
というシャレだろうね、と言います。
「虫って、最高! 」
「まじ、ヤバ、昆虫」
っていう意味です。
コオロギパスタ。
食べてみました。
パスタ全体の重さは 1パックで350g です。
そこに 20%分のコオロギ粉が練り込んであります。
だからパスタの中のコオロギの重さは
350g×0.2 = 70g
コオロギ 1匹あたりの重さは 約0.5gだから、
2匹あたりで 1g です。
ということは、、、
このパスタの中に な、なんと!
70×2匹 = 140匹 のコオロギがいる?
いる。。。 計算上。。。
パスタの作り方は、ふつうどおりです。
お湯が沸くのを待っている間に
ビニールの封をあけて、匂いを嗅いでみました。
ココアみたいな匂いがします。
お母さんは、虫カゴの匂いに感じるそうです。
お湯がグラグラしてきました。
少々の塩をいれてあります。
そこにパスタを入れます。
6分茹でます。
湯気の匂いは、
いつも作っているパスタと同じです。
へんな匂いとかはしません。
茹であがったら、
用意しておいたソースにあわせます。
ソースは3種類用意しましたが、
できあがりの色は、1種類です。
このパスタは、ねじった形です。
フジッリというらしいです。
溝のところにソースが良く絡みます。
その分、ソースが隠れてしまって
パスタの色が目立っているのだと思います。
パスタの量に対して、ソースの量を多めに
しなければいけなかったと思います。
パスタの色と形のせいで、
コオロギの色と形を思い出してしまいます。
でも、食べます。
思ったほど、ヘンではないです。
普通のパスタの味です。
良く噛むと、出汁を染み込ませてある感じもします。
でも、普通とはちょっと違います。
麺がザラザラしています。
味はヘンじゃないけど、後味がモヤモヤします。
最後に口の中に残る香りが、コオロギっぽいです。
結局、全部は食べきれませんでした。
お母さんがこの機会に、といって見せてくれた
ネットのサイトがあります。
食糧農業機関(FAO)という国連の組織があるのですが、
そこが、人口爆発のために起こる世界的な飢餓を
防ぐために昆虫を食料とすることを提案しているそうです。
それを聞いて、わたしはヤダと思いました。
だけど、お母さんは、日本にもイナゴやハチの子を
食べる文化があるといいます。
FAOのネット写真は、中部アフリカにあるコンゴで
乾燥した虫を売る女の人を写しています。
昆虫を食べるのが普通の国もたくさんあるそうです。
昆虫食の良いところは、
タンパク質とミネラルが豊富で、
人の健康に悪い成分をほとんどふくんでいないところに
あるそうです。
そして、変温動物なので、体温を維持するために
エネルギーを使わないところも良いところです。
牛肉を1kg生産するのに使う飼料は 8kg だけど、
昆虫肉ならば 2kg ですむそうです。
コオロギなら牛の1/1000倍の水で育つので、
水が貴重な国でも育てやすいし、
他のどの家畜よりもはるかに少ない飼料で育つのだそうです。
いま、いろんな人が 日本に昆虫食を普及させようと
しているそうです。 このパスタも、そういう人たちに
人気があるらしいです。
クリケットパスタ。
コオロギをおいしく食べるには良い方法だと思います。
だけど、パスタをおいしく食べるには、
そうでもないかもしれません。
私は、断然こっちのほうが好きです。
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